2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

鼓笛隊の襲来

前の「となり町戦争」では、あまり良く書かなかったのですが、ありふれた日常とあり得ない奇抜な設定の取り合わせは、やはり魅力があります。 本書は9編からなる短編集。 奇抜な着想や作者の資質は、長編より短編向きという感じです。 身も蓋もない言い方を…

インフルエンザ感染爆発 見えざる敵=ウイルスに挑む

子ども向けの本なのですが、新型インフルエンザ国内発症ということで、ノンフィクションに分類しておきます。 このシリーズは新感覚ノンフィクションと称して、写真や絵を多用して、視覚に訴えイメージを掴みやすくしているのが売りらしい。 本も薄く字も大…

黄金旅風

久々に書くのは、これまた久々に読んだ重厚な時代小説。 作者は昨年、島原の乱を題材にした「出星前夜」で大佛次郎賞を受賞。 受賞作を読みたいのですが、なかなか巡り会わず、その前日譚といってもいい本作を読んでみました。 といっても、二作に直接のつな…